・近所のお友達に声をかけたいけど、サッカーや水泳に既に通っている。

・バッティングセンターにポスターを貼っているけど、体験に来てくれない。

・他のチームはどうやって部員を集めているんだろう?

このように部員募集で課題を抱えているチームはとても多いと思います。

なかなか部員が集まらないチームがある一方で、部員集めが上手なチームもあります。「自分のチームといったいどこが違うんだろう?」 方法があるなら知りたいですよね。

私が所属しているチームも、一時期とても少なくなってしまったことがありました。7人になってしまったんです…

公式戦に単独チームで出ることが難しくなりました。チームの代表から、連合チームを組んではどうかと提案を持ちかけられましたが「あくまでも単独チームにこだわって運営をしていく!」という監督の方針により、部員募集活動をしながら練習を続けていた時期がありました。

平日の朝には小学校の正門近くで部員募集のチラシ配りをしたこともあります。

当時の経験から「あの時、人数が少なくなってしまう前に、もっと出来ることあったな…」と思うこともあります。今は、その経験を活かしながら運営を行うことにより、試合が出来ないほど部員が少なくなってしまう事態は避けられています。

今回は「少年野球の部員募集で集まらない?今すぐできる3つの解決策」についてお話ししたいと思います。

少年野球の部員募集は選手が多い時でも止めないほうがいい理由

「今はいっぱいいるから大丈夫!」選手が多い時は、部員募集に関してつい後回しにしてしまいがちです。人数が多いと運営も大変になりますが、部員が揃っていると、あちこちのチームから練習試合のお誘いをいただく機会も増えます。

実践を積める機会が選手の少ないチームに比べ圧倒的に多くなります。遠征に出ることも増えるでしょう。

週末の活動をこなしていくことが忙しい為、チームに活気がある時には、部員が減ってしまった状態のことは考えにくくなります。

しかし、今の時代、近所から自然に野球好きの子どもがチームに集まってくることは考えにくいのが現状です。ですので、チームのほうから積極的に動くことが重要になります。

もしあなたの所属しているチームが、ある程度人数が集まっているチームならば、活気がある今を存分に活かしましょう。

逆の立場として考えてみてください。チームのホームページやSNSで子ども達がイキイキと活動をしている様子が挙がっていると「このチーム、活気があって雰囲気良さそうだなー。体験に行ってみようかな?」となりませんか?そう思って貰えるように、チームの活動を積極的に発信していきましょう。

体験に来てくれる人数が多いと、入部に至るケースも多くなります。

体験に来られる方の中には、人数が多いと「ウチの子がレギュラーになれないんじゃないか?」と思うご家庭もあるかもしれません。ですが、チームメイトと切磋琢磨して頑張れる環境に身を置くことはお子さんの上達にも繋がることから「入部しよう」と思ってくれるご家庭は必ずいらっしゃいます。

少年野球の部員募集はポスターだけでは入部しない

部員募集で有効なツールと言えば、何を思い浮かべるでしょうか?

・知り合いの口コミ

これも重要な情報でしょう。しかしながら、広く情報を集めることは出来ません。その方の主観も優先されます。検討しているチームのOBの場合でも、数年経過すると指導者の交代や選手の卒団により、まるで違った雰囲気になっていることはよくあることです。

・部員募集のポスター

チームの活動拠点の近くの選手であれば、この手段も有効かと思いますが、広くアプローチするという点では、難しい側面があります。

・自チームのホームページを持つこと

これは必須です。24時間チームの案内をしてくれる広報の役割ですから、部員募集においては重要なアイテムとなります。

また、持つだけではいけません。マメな更新が鍵となります。

「更新がある=活動が活発なチーム」との印象を受けます。

ホームページでは、活動の様子や活動予定を積極的に発信してください。とくに、今「人数が少なくなり始めている」「来年の人数が心配」というチームこそ、マメな発信がポイントです。

そこには体験練習可能日と連絡先を目立つように表示してください。

見ている人にアクションをおこしてもらう。来ていただかないことには入部にも繋がらない訳ですから、体験入部に至る導線をしっかりと整えることが大切です。

・SNSの発信で更に活動をアピールする場所を増やす

チームのSNSアカウントを作成し、そこでも活動内容をUPします。今、少年野球を子どもにさせようか迷っている親御さんの年代は、多くの方がSNSのアカウントをお持ちです。スマホからSNSをチェックする!このことは毎日の生活で普通に行っていることです。

出来れば複数のアカウントの作成をオススメします。

  • Twitterとインスタグラム
  • インスタグラムとFacebook
  • FacebookとTwitter

など、媒体が増えると見ている人の属性も変わりますので有効です。

とにかく活動を知ってもらう!見てもらうことから始まる!

オンラインを活用したチームの紹介は、選手募集において取り組むべき重要な方法です。

少年野球の部員募集は選手の声掛けが入部のポイント

ホームページやSNSの更新をマメに行い、チームの活動の発信に力を入れた結果、体験入部の申込があった!

チーム関係者みんなで喜ぶ!「入部してほしい」との願いを込めて。

迎えるチーム側はもちろん、体験に参加する選手も当日をとても楽しみにしていることと思います。しかし、楽しみな気持ちだけではありません。ワクワクと同時に「このチームに馴染めるだろうか?」と心配する気持ちも当然持ち合わせています。

体験に来る行動を起こすこと自体がとても勇気がいることですから、その中で半日、もしくは一日過ごすとなると、不安になることもあるでしょう。

そんな時に、在籍選手が気にかけて声をかけてくれると、体験に来た選手は嬉しいですよね。

「気にかけてくれているんだ」ということが体験生に伝わると「このチームなら、仲間として快く受け入れてくれるかも」という気持ちに発展し、「ここで頑張りたい」と入部につながる前向きな発言を導き出します。

在籍選手による声掛けは、何か物を用意する等、特別な準備を必要としません。すぐにでも実行出来、尚且つ入部に効果的な方法です。

まとめ

今回は「少年野球の部員募集で集まらない?今すぐできる3つの解決策」についてお話しいたしました。

・現在、ある程度人数が集まっているチームなら、活気のある様子をオンラインで発信を行うようにする。人数がいる今の状況を大切にして、募集活動を止めないようにする。

・体験入部に来て貰える導線を整える。ホームページやSNSを活用した部員募集は必須と考える。体験可能な日、連絡先をわかりやすく表示することにより、問合せを増やす。

・体験に来てくれた選手が「このチームで頑張りたい」と思えるような雰囲気を在籍選手で作り出す。すぐにでも実施可能で効果的な方法は、選手による体験生への声掛け。

部員募集に課題を抱えているチームは、本当に多いと思います。一度選手が少なくなってしまった所から、再度復活させるのはとても大変です、だからこそ、在籍選手が少なくなってしまう前の段階での募集活動がいかに重要かを考え、日々の運営に活かしていただければ幸いです。