我が子が試合で活躍をしている姿は、母親として本当に嬉しくて誇らしくて応援が楽しくなりますよね!あなたのその気持ちよくわかります。

我が子の活躍と母のテンションは比例するところがあります。

しかし、ある日我が子がレギュラーから外されてしまった…

今までスタメンでアナウンスされていた息子の名前が呼ばれない…

ショックとこれまで活躍してきたプライドと何故?という疑問…

さまざまな感情が入り乱れ、楽しかった試合観戦が憂鬱になってしまう。

これまでの活躍が華々しかった選手のお母さんであれば尚更、複雑な心境ではないでしょうか?

今回は、少年野球でレギュラーから外された時、お母さんがやってはいけない3つのことについてお話ししたいと思います。

少年野球のレギュラーから外された時に指導者批判をしてはいけない

「なんでウチの子がレギュラーじゃないの!あの子よりウチの子のほうが上手いじゃない!この選手起用はおかしい!」

口には出さないまでも、内心メラメラとする感情から、これまで協力的だったチーム運営に消極的になってしまった。

また我が子がレギュラーの時は、積極的に周囲のお母さんに声をかけて話題の中心にいたのに、今は会話に入ることが出来ない。

能力が高い選手が集まるチームであれば、激しいレギュラー争いがあるのは必然です。

その中で結果を出し続けることは、並大抵の努力では出来ません。

我が子も頑張っていますが、ライバルのあの選手も頑張っているのです。

そんな中、選手を支える立場のお母さんが「この采配おかしいわよね。監督は見る目ないんじゃないの?」と陰口をたたく…

家で我が子を目の前にして「あのコーチの教え方が悪いんじゃないの」などと言う。

もし、あなたがこのような態度をとっているなら、お子さんの活躍の場は更になくなってしまうでしょう…

指導者は単に「野球が上手くて好き」だけの気持ちでは務まりません。選手の状態はもちろんのこと、練習環境、対戦相手の分析、選手の進路などあらゆる面に目を配り、日々努力をされているのです。

あなたのお子さんがレギュラーから外されたのにも必ずそこには理由があります。

練習や試合の結果で「どうも最近打てないな…」とか「あいつ、最近かなり上手くなってるな。このままじゃ俺レギュラー取られるかも」などということは、選手本人がよく理解しています。

そこで、我が子の一番の応援団であるお母さんが指導者批判をしていたらどうなってしまいますか?

我が子のやる気を削いでしまうことになりますよね。

更に、指導者批判をしていることがチーム内で広まってしまうと、周囲との関係も悪くなりますし、我が子のチャンスも減ってしまいます。

辛い時にこそ、我が子の気持ちに寄り添い見守る。応援してくれる人の存在は、お子さんにとって大きな力となります。

少年野球のレギュラーから外された我が子の見守り方

では具体的にどのように見守ってあげればよいのでしょうか?

我が家も順風満帆の野球人生を過ごしてきた訳ではありませんので、当然レギュラーから外された経験もあります…

それは落ち込みましたよ…ベンチを温めている我が子を見るのは辛かったです。野球へ行く足取りも以前より重くなりました。

でも考えて見てください。我が子が試合に出ている間に出ていない選手がいたことを…

我が子が活躍をしている時は、周囲は見えにくいものです。これまで、悔しい思いをしてきているご家庭があるということです。

私は我が子が外された時も変わらず、当番以外でもチームに足を運ぶようにしました。

練習試合があれば、試合のアナウンスにも入りました。我が子の名前をアナウンス出来ない複雑な気持ちがありながらも、チームに協力することに徹しました。

レギュラーから外された場合でも態度を変えることなくチームの運営に協力することで「いつも応援しているよ!」という姿を見せるようにしました。

外された現実を真摯に受け止め、我が子が努力できる環境を整えてあげることが大切ではないでしょうか。

少年野球はチームプレー!レギュラーになった家の悪口を言わない

こういう場面を想像してみてください。

大会の背番号発表がありました。これまで一桁の背番号だったのに我が子名前が呼ばれない…我が子がこれまでつけていた一桁の背番号を別の選手がつける…

この瞬間は、外された側にとってはなんとも複雑で苦しい時間、逆に一桁の背番号を貰った選手にとっては「よっしゃー!」という気持ちになったでしょう。

この時にレギュラーになった家の選手や親に対して冷たくしたり、運営の負担を押し付けたり、影で悪口を言ったりしたらどうなりますか?

当然チーム内がぎくしゃくしますよね。チーム内がぎくしゃくするということは、試合で勝てるチームづくりが難しくなることにも繋がります。

「プレーでレギュラーを奪われたのなら、プレーで返り咲く!」それは選手本人が出来ることです。

お母さんは頑張る我が子をどのようにサポートしてあげたらよいかを考えて行動することに努めましょう。

当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれませんが、影でコソコソと文句を言っていることは、行動ですぐにばれてしまいます。SNSなどでの批判から炎上することだってあります。

お子さんにプラスになることは何もありません。

無用のトラブルを避け、前向きな気持ちで応援する。

チームでのお母さんの行動が、我が子にプラスに働くことがあることを知っていただきたいと思います。

まとめ

今回は「少年野球でレギュラーから外された|お母さんがやってはいけない3つのこと」についてお話しいたしました。

・指導者批判は周囲との関係を悪化させ、我が子のチャンスを減らしてしまう行動である

・レギュラーから外された場合でも態度を変えることなくチームの運営に協力する

・ライバルの家庭の悪口を言わない、無用のトラブルは避け、前向きな気持ちで応援する

結果に一喜一憂し態度を変えるのではなく、どんな時でも変わらず応援してくれている人がいる。その存在こそが精神的な安定にもなりよい結果をもたらします。

あなたの前向きな応援により、お子さんが遺憾なく実力を発揮できることを願っております。