人は日々の生活の中で何かしらの組織に属しています。会社、学校はもちろん地域との関わりや趣味での集まり等も思い浮かぶのではないでしょうか。

少年野球チームも例外ではありません。人と人との関わりですから良い面も悪い面も含めて人間関係が存在します。

「子どもの野球」を通じて、違う環境で育ったもの同士が協力して何かを行う。折角ご縁があって知り合った仲間ですから、人間関係も円滑に進めていきたいですよね。

今回は「少年野球の人間関係について」無用のトラブルを避ける為に考えていただきたいことについてお話ししたいと思います。

少年野球の人間関係① 同学年親とのケース

同じ学年の親は、試合や遠征、チーム行事や当番等で、互いに協力して行わなければいけないこともあり、当然関わりも多くなります。

それは子どもの活躍度合いに関係なく発生します。

我が子が試合に出ていると少年野球にも顔を出しやすいし、何より活躍を見るのが楽しみでしょう。一方、試合に出ていない、チームの中で活躍できていない状況の時はどうでしょうか?やはりチームへ向かう足取りが重くなってしまうのではないでしょうか。

しかし、子どもの活躍の度合いで、チームの父兄に態度を変えるようなことがあったらどうなりますか?たちまち関係がぎくしゃくしてしまいますよね。

チームの親同士、良好な関係を保ちながら運営を行っていくには、子どもの状況に左右されることなく、協力して取り組む姿勢が大切です。

そうすることによって我が子が野球に取り組みやすい環境を作ることが出来ます。

少年野球の人間関係② 先輩親との場合

我が子が上の学年の試合に帯同することになった!チームの中で活躍していれば、このようなケースもあります。上の学年の親に交じって遠征に参加する。なんだかちょっと気が重い…なんて考えているお母さん。その気持ちもわかります。

一日上の学年のお母さんと一緒では、緊張しますよね。しかし、せっかくお子さんが遠征メンバーに選ばれたのですから、そこは我が子のチャンスだと思い、謙虚な気持ちで協力するようにしましょう。

先輩親と同行の場合、基本的に運営は先輩母の指示を仰いでください。

あなたのお子さんが上の学年に混じり活躍している時は、親も周囲から注目されます。その状況をうとましく思い、足を引っ張ろうとする人が現れることもあります。

しかし、ここは冷静に態度を変えることなく、いつも通り接してください。決して周囲の父兄や選手の悪口を言ったりしないように注意しましょう。

お子さんの立場が悪くなってしまうような振る舞いは極力控える。

お母さんの心がけ次第で、チャンスを広げることも狭めてしまうこともあることを認識していただきたいと思います。

少年野球の人間関係③ 指導者との関わり

選手の起用については、人それぞれ思うこともあるでしょう。しかし、チームに所属し指導をお任せしているのですから、采配についての批判は行わないようにしてください。

指導者は日頃の選手の様子をよく見ています。指導者が見ている前だけはりきって頑張り、見えない所で手を抜いている選手はすぐに見破られます。レギュラーになる選手は、相応の理由があって選ばれているのです。

今回選ばれなかったからと言って、ずっとその状況が続く訳ではありません。日頃の練習の成果を発揮し、結果を残すことができたら、巡ってくるチャンスの頻度も上がっていきます。

また、チームを選ぶ際に、指導者の方針はよく確認しておくべき内容であり、その考えをもって入団を決断された訳ですから、指導内容については信頼してお任せする姿勢で関わっていくようにしましょう。

まとめ

チーム内でのよりよい人間関係を保っていく為に心掛けてほしいこと

・子どもの状況に左右されることなく、周囲の父兄と協力して運営を行う。

・父兄や選手の悪口を言わない

・指導方針は入団前によく確認し、指導者批判を行わないようにする。

あなたが、周囲とより良い人間関係を保つこと、それはお子さんの活躍の場を広げることにも繋がりますので、意識して心掛けるようにしましょう。