お子さんが本気で甲子園に出場したいと考えているのなら「甲子園に出場したい!」と言葉にすることを話してあげてください。有言実行という言葉がありますよね。本当に実現したいことは、内に秘めているのではなく、思い切って言葉に出してみることによって、目標に前向きに取り組めるようになります。

甲子園に出場したいなら、その目標を達成するために具体的な行動を起こさなければなりません。中学生の時にどのような環境で野球をするか。その選択は、将来の進路にも繋がっていきます。

今回は甲子園に出場したい選手が、どのようなチームに所属すれば夢が実現できるのかをお話ししたいと思います。

甲子園に出場したい選手が行うチーム選び ①仲間

冬の時期、とくに1月~3月にかけて、体験入部が行われるチームは多いです。

6年生のお子さんを持つご家庭では、次に所属するチームをどこにするか、本当に悩む所だと思います。

チームを選択する時「家から近い」「費用の負担がかからない」「当番が無い」このような内容は、よく思いつく所かもしれませんが、今回はもう少し選手の立場に立った側面から考えてみます。

お子さんの夢が「目指せ甲子園」ならば、同じ志を持つ人が多く集うチームに所属することをお勧めします。

その理由は切磋琢磨するライバルの存在は、自分自身のレベルの向上に繋がるからです。

「目指すべき少し上の存在がいる」「頑張れば届くかもしれない」そのように思える存在が近くにいることでモチベーションUPにも繋がるでしょう。

あなたのお子さんは小学生のチームでは、いつもエースで4番だったかもしれません。目標を上へ掲げるということは、エースで4番の看板は通用しなくなることだってあり得ます。

甲子園を目指す高校へ進学したいなら、それでいいのです。甲子園を本気で目指す高校の選手は、けっこうな確率で小学生の頃はエースで4番でしたから。

オールスターのメンバー、中学日本代表だっています。その中で頑張っていく為には中学で所属するチームは「ライバルがいるチーム」で自らも高めていく。努力を重ねなければポジションを奪われる可能性がある環境を選ぶことは、高校でのレギュラー争いに負けない力を養う意味でも大きいのです。

人は楽な方に流されていきやすいものです。ライバルの存在は、その流されてしまいそうな自分を抑制できる存在にもなるでしょう。

「あいつには負けたくない」と思ったライバルと甲子園で対戦!考えただけでもワクワクしませんか。

本気で甲子園を目指したいなら所属する環境はとても大切な要素になりますので是非参考にしてみてください。

甲子園に出場したい選手が行うチーム選び ②指導者

本気で甲子園を目指すなら、その目標が「絵に描いた餅」になってしまわないように考えなければいけません。

これは野球だけに限ったことではありませんが「成功者の近くにいる」「成功者から吸収する」ことで、夢を現実にする道標を得ることになります。

例えるならカーナビがあるのと無いの違いです。目指すべき方向に導く環境、その為のアドバイスが得られる環境に身を置くこと。

それが家から一番近いチームではないかもしれません。かかる費用が少し高くなってしまうかもしれません。お当番があるかもしれません。

野球離れが叫ばれる中、ここ10年で運営でのご父兄の負担を積極的に見直しているチームはたくさんあります。状況は常に変化しておりますので、体験の際には周囲の口コミだけを参考にすることなく、自らの目で確かめる。疑問に思うことは質問をする。そのような気持ちでチーム選びをいただきたいと思います。

甲子園に出場したい選手が行うチーム選び ③実績

入部を検討しているチームのホームページを見てみてください。これまでに選手が進学した学校の実績が掲載されていませんか?掲載されているチームは多いと思います。

・過去に甲子園に出場している高校は含まれておりますか?

・いつも地方大会上位に名前を連ねている高校はありますか?

・その中に我が子が「この学校の野球部に入りたい」と思う高校はありましたか?

また、甲子園に出場した選手を輩出しているチームは「〇〇期卒団、●●君、甲子園出場!」などと掲載されていることもあるでしょう。

実績はホームページで調べることが出来ますし、体験入部時にどのような高校へ進学しているのか説明してくださるチームもあると思います。

甲子園出場選手を多数輩出しているチームには、それだけチャンスがあるということです。

「そんなのチームの中でも優秀な一部の選手だけじゃないの?」と思っている方へ。

そんなことありません。現にチームの中でトップクラスの選手ではなかった我が子は、甲子園出場を果たしています。

実績を出しているチームは、それだけチャンスが多いということです。どんなに優秀な選手であったとしても、甲子園出場を目指せる環境が整っている場所にいないことには、チャンスすら得ることなく埋もれてしまいます。

まとめ

甲子園に出場したい選手のご家庭向けに「選手の立場で考えたチーム選び」に焦点を当ててお話しいたしました。

・甲子園に出場したいなら志が同じ選手が集うチームを選択する

・甲子園に出場したいなら経験者の話が聞けるチームを選択する

・甲子園に出場したいなら結果を出しているチームを選択する

本気で甲子園に出場したいと考えているなら、中学時代に所属するチームは進路選びに直結することもあり、とても重要になります。

少しでもチャンスが多い場所にいることで、お子さんの夢の実現の可能性が広がることをぜひ覚えておいていただけたら幸いです。