体験に来られている小学6年生のご家庭から、よく受ける質問で以下のようなことがあります。

「中学硬式野球に入部した方は、平日練習もある中で、どのように勉強との両立を図っているのでしょうか?」という内容です。

硬式野球のクラブチームは、必ずしも学区内にチームの練習場所があるとは限りません。

むしろ近い選手のほうが少ないと思います。

すると、平日練習に参加するにしても、親の送り迎えが必要な場合や、選手自身が電車や自転車を使い練習拠点まで行かなければなりません。

学校の授業が終わってから、練習に向かう。練習後帰宅し夕食や入浴を済ませ、いざ勉強と言っても疲れて出来ないのでは?

学校のクラブ活動と違うので、移動時間もかかるし、みなさんどうやって勉強する時間を確保しているのか気になりますよね。

今回は「中学の硬式野球で勉強との両立」について、我が家の経験やチームの選手がどのような手段で行っているかについて3つのポイントをお話ししたいと思います。

中学硬式野球と勉強の両立はスキマ時間の活用が有効

硬式野球のクラブチームでは、土日の他に平日練習を設けているチームも多くあります。

練習日は体験入部時に確認したり、ホームページにも掲載されていると思います。

私が所属しているチームでも週2回の平日練習を設けております。

17:30~で20:30には完全撤収です。

平日練習の日は、家に帰るとお子さんがこのように言うことはありませんか?

「もう疲れて勉強のやる気が出ない…」

「明日やるから、もう寝たい…」

「テスト前になったらちゃんとやるから」

親としては、こんな言葉を聞くと焦りますよね…

我が家もあなたと同じように、その状況に悩みました。

しかし今の時代は、場所を選ばずさまざまな手段を使い学習することが可能な時代です。

その1つがオンラインを有効活用した学習です。アプリや動画コンテンツを利用し、勉強する方法です。

この方法の利点は

・場所を選ばず学習できる

・隙間時間を有効活用して学習できる。

・ゲーム感覚で行うことができる為、取り組みのハードルが低い

移動時スマホを触る時間を、ゲーム感覚で学習できる。平日練習のある日は、たとえ短い時間になっても「継続して学習を行う」ということを重視するようにしましょう。

取り組むべきハードルを低くすることは習慣づけるという意味ではとても有効です。

オンラインで取り組める教材は、無料のものでも楽しみながら取り組むことができますのでオススメです。

中学硬式野球の平日練習と勉強の両立は個別学習指導塾がおすすめな理由

塾に通わせたいのに、平日練習の日と塾の日が重なっている。

塾には複数の生徒がいるので、日程の変更が難しい。

平日練習と塾を同じ日に通わせるのは、移動時間を考えると厳しい。

このようなことで悩まれたことはありませんか?

実は、我が家も同様の悩みを抱えていました。我が子の夢が「目指せ甲子園」だったため、野球で高校進学を念頭に置くと、平日練習には休まず通わせたい。

しかし、学習を疎かにしていると、いくら野球の技術が素晴らしくても推薦をもらうことができない。勉強もしっかり取り組むことが必要。

わかってはいるものの、塾の授業の日程と平日練習の日程が重なっている…

どのようにこの課題をクリアすべきか考えました。

結果、我が家は他の生徒と一緒に学ぶ塾には通わず、個別学習指導塾を利用しました。

個別学習指導塾の利点には次のようなことがあります。

・日時の融通が利く

・1対1での学習となるので、苦手な部分を重点的に指導してもらうなど、内容のカスタマイズの希望が可能

・質問しやすい環境

我が子の場合、野球の面では自分から進んで取り組む子どもでしたが、学習に関してはなかなかエンジンがかからない所もありましたので、環境を整え、学習の機会を設けることで乗り越えました。

中学硬式野球と勉強の両立は工夫次第で充分可能

中学から硬式野球のクラブチームに入ったら、勉強との両立が難しいのではとお考えの方も多く、入団を迷われるかたもいらっしゃいますが、工夫次第で乗り越える手段はたくさんあります。

平日練習の日は、1日の中で学習に充てる時間はは短いかもしれませんが、継続での積み重ねにより、学習内容の定着を図るという意味では効果が期待できます。

両立は出来ないと最初から諦めてしまうのではなく、いかに出来る方法を考えていくかに重点を置いてみてください。

学習出来る環境を一緒に考えることで、お子さんにも「野球で進学する為に推薦をもらいたいならば勉強を疎かししてはダメだ」ということを意識してもらうようにしましょう。

まとめ

今回は「中学の硬式野球で勉強との両立のポイントは?諦める前に3つ押さえよう!」についてお話しいたしました。

・スマホやタブレットを使い、隙間時間に学習出来るアプリを有効活用して、学習に取り組まない日を作らない。取り組みやすい方法を取り入れることで習慣づけのハードルが下がる。

・塾と平日練習が重なることで両立が難しいと考えている場合は、日時の融通が利く個別学習指導塾がオススメ

・勉強と平日練習の両立が出来ないと最初から諦めてしまうのではなく、いかに出来る方法を考えていくかが重要

同じチームの先輩の家庭であれば、遠方から平日練習に通いながらも工夫して学習時間を確保している選手もおられると思います。

入団前に候補のチームの先輩ご父兄さんに聞いてみたり、私のように経験している人の話を参考にしたりして、お子さんの夢が実現できるような環境を整えてあげてほしいと思います。