最近Twitterからメッセージをいただく機会が増えました。
「十和子さんの目指せ甲子園!ブログ、更新を楽しみにしています。息子が最近少年野球を始めたばかりなので参考にしています」
「中学3年生の母です。息子の進路で悩んでいる時に尾崎さんのブログに出会いました。一人で悩んでいたので、救われる思いです」
このようなお声をいただき、大変嬉しく思います!
いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。
少しだけ、主人と私のことをお話しさせてください。
私は学生の頃、運動部でバリバリ選手として活躍していた訳ではありません。陸上部のマネージャーでした。野球は観戦専門でプレイヤーとしての経験はありません。
主人の野球経験は中学生までです。野球は好きですが、怪我の為高校では断念しています。
2人の息子に甲子園を経験させた家というと「旦那さんは、強豪野球部出身でボーイズやシニアでコーチをされているんですか?」「お母さんは、ソフトボールの選手だったんですか?」などと言われることもあります。
そのような素晴らしい経歴を持った野球サラブレッド一家という訳ではありません。
では、なぜ息子の「目指せ甲子園」の夢を実現できたのでしょうか?
特別な家でなくても、我が子の夢を実現することは可能です。
今回は「野球未経験の親が子どもを甲子園に導くためにやるべき3つの方法」について話したいと思います。
野球未経験の親こそ応援ができる!
親の野球経験が素晴らしい家でも野球未経験の家でも、お子さんは誰もが最初は野球未経験です。長男は最初、地元のソフトボールチームに入りました。小学校1年生の頃です。
きっかけは近所のお兄ちゃんが入っていて、半日だけ体験をさせてもらったことからでした。
決して親が無理強いをすることなく、近所のお兄ちゃんの誘いについていく感じで参加するようになりました。最初はもちろん「打てない」「守れない」「ルールわからない」ですよ。
一緒に仲間として混ぜてもらえるのが嬉しかったのだと思います。
私は、息子の「やりたい」「楽しい」と思う気持ちを尊重しました。
野球離れが進む昨今は、お茶当番があるから嫌とか大変とか、そのような話もよく話題になりますが、「息子が楽しそうにしている姿を応援しに行ってる」という感じでチームの運営にも参加しておりました。
息子が今まで出来なかったことが出来るようになった時には一緒に喜び、褒めるようにしました。
特別なことはしていません。野球を始めた頃に心掛けていたこと「野球を一緒に楽しむ、嬉しそうな我が子を温かい目で見守る」ただそれだけです。
野球未経験の親の強み!先入観を持たず決めつけないって素晴らしい
過去、我がチームに在籍していた親子の話です。
当番母「〇〇くんのお父さんは、あの甲子園常連校の出身なんだって~、家でもめゃくちゃ厳しいみたいだよ!」
あなたのチームにもいらっしゃいませんか?そのようなお父さん!もしかしたら、父兄コーチをされているかもしれませんね。
確かに、めちゃくちゃ上手ですよ。お子さんも日々努力をされています。もちろん将来は「目指せ甲子園」そしてプロ野球選手です。
でも…なぜか子どもがビクビクしているんですよ…素晴らしい技術を持っているのに「ここぞ!」という時に結果が出せていないんです。
熱心ですからお父さんの出席率はめちゃくちゃいいですよ。でも、息子が不甲斐ない結果だった時は近づけない程怖いです…
結局、お子さんが思うような結果が出ていないと「教え方が悪い!」「ウチの息子の希望はショートとピッチャーだ!」「自分の野球持論と監督の考えは合わない!」などと批判をし、チームを去ってしまいました…
その後チームを何度も変わり、結局どこの高校へ進学したかもわかりません。
もしかしたら野球そのものを辞めてしまったかもしれません…
「本当に上手な子だったのに勿体ないよね…」と他の母と話したこともありました。
この時私が感じたこと「野球一家の俺の息子なんだからこうあるべき!」その考えがあまりにも強すぎると、折角の素晴らしいお子さんの才能を潰してしまうこともあるということです。
一方、野球未経験の家だからって、小さくなることはありません。先入観が無い分、指導者の教えを素直に実施し、コツコツと努力をすることで充分上達していきます。
私もわからないことは学ばせてもらう感覚でチームに参加しておりました。
野球未経験の親が子どもと本気で甲子園を目指して得たこと
甲子園出場の夢を叶えることができるのは、一部のずば抜けた選手だけではありません。
お父さんの野球経歴が素晴らしい恵まれた家のお子さんでも、関わり方次第で夢を実現するどころか、野球自体から遠ざかってしまうことだってあるのです。
実現出来なかったお父さんの甲子園の夢が、いつしか息子さんへ託され、失敗を許さない環境に追い込んでしまっていませんか?
結果が出ていない時だからこそ、怒鳴りつけるのではなく、寄り添い応援していくことが大切だと思います。
次男が高校3年の夏、敗退し引退することになった時、電話の向こうで涙声で「お母さん、僕に野球をさせてくれてありがとう!甲子園で勝つことは出来なかったけど、本気で甲子園を目指せる環境で野球ができて、更に野球が好きになった。この経験は一生忘れない」と言ってくれました。
我が家は子どもの頃からの夢である、プロ野球選手は叶いませんでしたが、長男次男とも現在も野球を続けております。
長男は指導者として未来の甲子園球児の育成を支援し、次男はプレイヤーとして現在も野球に携わっております。
我が子を信じて応援し続ける、調子がいい時も悪い時も変わらず応援してくれる人がいる!我が子の一番の応援団となることで、お子さんは思いっきり力を発揮できるのです。
このことは、親の野球経験に関係なく出来ることだと思います。
まとめ
今回は「野球未経験の親が子どもを甲子園に導くためにやるべき3つの方法」についてお話しいたしました。
・我が子と一緒に野球を楽しみ、「やりたい」気持ちを応援しよう
・野球未経験の家も堂々と甲子園を目指していいのです。先入観を持たず決めつけないって素晴らしいことです。
・調子のいい時も悪い時も態度を変えず見守る。信じて応援し続けることで、お子さんは力を発揮できます!
野球に詳しい経験者、指導者の家が必ずしも甲子園に行けるとは限りません。野球サラブレッドの家でなくても我が子を甲子園に導くことが出来ます。
お子さんの可能性を信じて応援してあげてください!